美容室のウラ側 どうやって値段は決まっているの？

ケイスケです。

誰もが１度は行ったことがある美容室。

いろんなメニューがありますが、どうやって値段は決まっているのでしょうか？

美容業界に10年以上関わっている私だから分かる

美容室のウラ側　価格のことを書きたいと思います。

カットの金額

まずカットの価格がどうやって決まるのか。

エリアによってある程度の平均価格があります。

都心の方がランニングコストがかかるため全国平均より少し高い

傾向がありますが、郊外と大きくは変わらないです。

現在だと４０００円前後が大体の全国平均カット価格になります。

あとはお店のあるエリアのカット平均価格より、

高くするか安くするか。

これは完全に美容師のさじ加減です。

カットは美容師の技術料金です。

自信があったり高単価な店作りをしたければ平均値より高く設定しますし、

たくさんのお客さんに来て欲しいお店は安くします。

また人気が出てくるとカット料金を上げて、より売上を作れるようにします。

値段が上がっても来てもらえる自信がある、勢いある美容室や美容師がします。

エリアの平均価格はホットペッパーで何軒か見れば分かります。

青山や表参道などブランド化されたエリアは平均値が

異常に高いこともあります。

またカット料金は他のメニューの金額にも大きな影響を与えます。

カット料金が高い店は他のメニューも高いですし、

カット料金が安い店は他のメニューも安いです。

高いお店は人数より単価を重視している。

安いお店は単価より人数を重視している。

この傾向と技術への自信などでカット料金は決まることが多いのですが、

安いお店は人数をこなさないといけない分、カットが早かったり

上手な人も多いです。

高いから上手とか安いからヘタと一概には言えないので注意が必要です。

今行っている美容室のカット料金はどうなんだろう？

一度ホットペッパーなどで近くの美容室も調べてみて

自分が行っているお店と比べてみてはいかがでしょうか？

カラーパーマトリートメントの金額

こちらもある程度の基準があります。

こちらのメニューは薬剤を使わないと出来ないため、

商品コストがかかります。

美容室での材料原価率は１０〜１５%が平均になります。

つまりメニューをするために使う薬剤にかかる

コスト✖︎１０〜１５がメニュー価格の基準になります。

この計算式に高単価なお店なのか回転率重視なのかを加味して

お店のメニュー価格が決まります。

カラー価格が5000円のお店はカラーの薬剤が

500円くらいで仕入れているということです。

人によっては高いと感じるかもしれません。

ただ薬剤を塗る技術、設備、集客コストなどいろんな要素も合わさった結果、

美容室では材料原価率１０〜１５%が基準になっています。

同じメニューでもなぜ金額は違うのか

例えばカラーでも値段が違うメニューありますよね？

ホットペッパーでよく見るのだと、イルミナカラーやアディクシーカラー、

オーガニックカラーやカラーバターなど。

カラーでもパーマでもトリートメントでも薬剤はたくさんあります。

値段が違うのは薬剤のコストが違うからです。

もしくはコストは同じでも施術行程が手間がかかればメニューは高くなります。

時間と手間がかかる技術料だと思ってください。

基本的には高いメニューほど、色がキレイ、モチが良い、仕上がりがキレイ

などメリットがあるのですがたまにコストや手間はあまり変わらないのに

値段を取り過ぎな店もあります。

気づいたらすごく値段が上がっていたということのないように、

しっかりメニューの違いの説明を聞いて納得して選ぶようにしましょう。

ショートミディアムロングの違いはどこから？

一般的には後ろの髪がアゴ上くらいがショート。

肩から鎖骨あたりまでがミディアム。

鎖骨や胸あたりまで伸びていればロング。

ただ業界の中で明確な基準はありません。

お店によって基準は違いますし、

ひどいお店だと同じ店でも美容師さんによって違ったりします。

髪が長い分、薬剤が多く必要だったりカットの手間がかかるため

値段が違うのは仕方ないかと思います。

ですが前のお店ではミディアム料金だったのに、

新しく行ったお店ではロング料金だったということもあるので、

初めて行ったお店では最初に確認するようにしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

美容室の価格で気になっていたことが少しでも解消されていれば

嬉しいです。

また美容室に関わっているからこそ分かる話や情報を

発信していければなと思います。

以上、ケイスケでした。